-
8色タックしき はんが
作り方:刷り取り 動画
1.和紙の裏面に印をつける
和紙には表と裏があります。
版画を刷るときに大切なことなので、わかりやすいように印をつけましょう。
和紙を触って、つるつるした方が表、ざらざらした方が裏です。
ざらざらした裏側に、鉛筆で印をつけましょう。
2.和紙を濡らす
和紙を水につけて濡らします。
和紙全体を水に沈めてください。
しずくがポトポト落ちるので少し待ちます。落ちるしずくが少なくなったら、次の工程に進みます。
3.和紙の水分を調節する(水分をいくらか吸い取る)
乾いた新聞紙を用意し、濡らした和紙を上に広げます。できるだけ、シワの無いように平らに広げてください。
新しく用意した新聞紙を4枚くらい、濡らした和紙の上にかぶせます。(乾いた新聞紙でサンドイッチにする)
※新聞紙4枚は、4重という意味。大きな新聞紙を4つ折りでもよい。
全体をやさしく縦と横に1回ずつ、軽く撫でます。
水を取りすぎるときれいに刷り取れないこともあるので、撫でるのに時間をかけすぎてしまったときや、このあと刷り取るまでに時間がかかって、和紙が乾いてきたときは、もう一度濡らして、やり直してください。
4.刷り取る
新聞紙を2枚くらい用意し、版を新聞紙の上に置きます。
湿らせた和紙を、印のついた方を上にして版の上に乗せます。
版と同じ大きさですので、版のはしと和紙のはしを合わせて乗せます。
一人だと少し難しいので、2人で行うと良いでしょう。
※今回の動画では一人で行っています。(慣れているため)
児童は説明書を参考に、2人で行ってください。
新しい新聞紙を4枚くらい用意し、上にかぶせます。
※枚数が多いと新聞紙がクッションになって、刷り取る力が版に伝わりにくくなります。また、枚数が少ないと力はよく伝わりますが、新聞紙が破れてしまうかもしれません。
バレンで真ん中から外へ向けて、力強く刷り取ってください。
色の境目が白っぽいところは、境目がきれいに刷り取れていないかもしれません。指で押さえて、和紙にしっかりと写し取りましょう。
5.和紙を版からはがす
きれいに写っているか、めくってみましょう。
和紙が乾けば、完成です。